吉祥寺はラーメン激戦区のひとつとして数えられているけれど,
いつも吉祥寺のらーめんを食べていて思うことは,こってり系のお店や
二郎インスパイアのお店はかなり多いのに対して
あっさり系ですっきり食べれるお店はすくないということだ。
新鮮魚貝を使った塩らーめんの「海神」,
地元の名店として行列ができるほどの人気がある「旅人の木」,
荻窪に本店を構える「春木屋」,
ほかに「中村屋」や「若葉」などが
あっさり系としてあげることができる。
でもこれはこってり系に比べ圧倒的にすくない…。
だから吉祥寺で友達とらーめんを食べに行くことになり
「あっさり系がいい」と言われるとかなり選べるお店が限られてくる。
「らぁめん一二三 那由多」はそんな時に重宝するお店のひとつだ。
二代目だった「一二三」の先代店主が体調不良で引退し,
三代目を継いだ現在の若店主が名前に「那由多」を加えた。
店主は大学の卒論でらーめんについて書かれたそうで,
らーめんにかける情熱は半端ないようだ。
ここの基本メニュー「魚沼三元豚 正油らぁめん」(750円)は
一見シンプルな中華そばのようだけれど,
その気取ることのない一杯は上質な面持ちすら感じられる。
らーめんの上にのせられたネギはなかなか量が多いけれど,
苦味がなく風味をプラスしていて,さらに見た目のバランスもうまく整えている。
それだけでなく,醤油には小豆島産の「正金醤油」薄口生醤油を使うなど,
かなりこだわりがあるお店。
そばのような味わいをみせる上質な一杯がここにはある。
個人的にはアップルの大きなノートパソコンで
ヨーロッパのジャズコンサートの演奏を流していたのがとてもよかった。
おかげでいつもは厨房を覗いて時間を過ごすのだけど,
気づいたららーめんが到着していた。
らぁめん一二三 那由多
住所:〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-10-22
営業時間 12:00〜15:00/17:00〜21:00(土日祝 ?20:00)
※売り切れ次第終了
定休日:火曜